ハピネットは調整一巡期待、19年3月期営業増益予想で期末配当予想を増額修正

株式市場 銘柄

 ハピネット<7552>(東1)は玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。19年3月期第3四半期累計は映像音楽事業が牽引して営業増益だった。通期も営業増益予想である。配当予想は期末10円(設立50周年記念配当)増額修正し、18年3月期比でも10円増配の年間50円とした。株価は戻りの鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■玩具事業を主力に映像音楽やビデオゲームも展開

 バンダイナムコグループで、玩具事業を主力に映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。

■19年3月期営業増益予想、期末配当予想を増額修正

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比16.4%増の2300億円、営業利益が4.0%増の50億円、経常利益が2.1%増の48億円、純利益が20.6%減の32億円としている。純利益は受取賠償金が一巡して減益予想である。配当予想は期末10円(設立50周年記念配当)増額修正し、18年3月期比でも10円増配の年間50円(第2四半期末20円、期末30円)とした。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比24.5%増の1912億62百万円、営業利益が4.0%増の48億80百万円、経常利益が5.4%増の47億86百万円、純利益が19.9%減の30億38百万円だった。

 映像音楽事業が音楽映像パッケージ卸売事業継承やヒット商品などで大幅増収増益となり、全体を牽引した。玩具事業は在庫評価損失計上などで減益、ビデオゲーム事業は携帯型ゲーム機のハードおよびソフトが低調で減益、アミューズメント事業はカードゲーム商材が低調で減益だった。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は調整一巡期待

 株価は戻りの鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。2月21日の終値は1466円、今期予想連結PERは約10倍、時価総額は約353億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  2. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  3. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  4. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  5. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  6. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る