ピアラは底値圏、EC支援事業で19年12月期も大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 ピアラ<7044>(東マ)は、ビューティ&ヘルスおよび食品市場の通販企業に対してEC支援事業を展開している。18年12月期は大幅増収増益だった。そして19年12月期も大幅増収増益予想である。株価は急反落して安値を更新したが、高値から半値水準で底値圏だろう。

■EC支援事業を展開

 18年12月東証マザーズに新規上場した。主にビューティ&ヘルスおよび食品市場における通販企業に対して、EC支援事業(ECマーケティングテック事業および広告マーケティング事業)を展開している。

 主力のECマーケティングテック事業はオンライン媒体を利用したKPI保証型サービス、広告マーケティング事業はオフライン媒体を利用した手数料型サービスを主力としている。

■18年12月期大幅増収増益、19年12月期も大幅増収増益予想

 18年12月期の連結業績は、売上高が17年12月期比45.2%増の105億85百万円、営業利益が3億18百万円(17年12月期は31百万円)、経常利益が3億円(同32百万円)、純利益が1億92百万円(同19百万円)だった。計画をやや下回ったが、ECマーケティングテック事業、広告マーケティング事業とも伸長して大幅増収増益だった。なお特別損失に契約解約損49百万円を計上した。

 19年12月期連結業績予想は、売上高が18年12月期比20.7%増の127億75百万円、営業利益が24.0%増の3億95百万円、経常利益が29.4%増の3億89百万円、純利益が42.0%増の2億73百万円としている。5月予定の移転増床などで販管費が増加するが、ECマーケティングテック事業、広告マーケティング事業とも伸長して大幅増収増益予想である。好業績を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は急反落して2月19日の安値3160円まで下押したが、18年12月高値6140円から半値水準で底値圏だろう。2月25日の終値は3510円、今期予想連結PERは約45倍、時価総額は約124億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る