CRGホールディングスは底値圏、19年9月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 CRGホールディングス<7041>(東マ)は、人材派遣・紹介と製造請負の人材サービス関連事業を主力として、業務効率化支援関連も展開している。19年9月期大幅増収増益予想である。株価は第1四半期業績を嫌気して安値を更新したが、IPO時の高値から半値水準でほぼ底値圏だろう。目先的な売り一巡して反発を期待したい。

■人材サービス関連事業が主力

 18年10月東証マザーズに新規上場した。人材派遣・紹介と製造請負の人材サービス関連事業を主力として、BPOサービス、給与計算代行、採用代行、RPA、システムソリューションなどの業務効率化支援関連も展開している。また新規事業としてイベント事業を開始する。

 人材派遣・紹介は事業会社ごとに専門性に特化した展開、製造請負は工場の製造・物流業務に一貫した対応を特徴としている。また18年12月にはグループ会社イノベーションネクストが、AI、OCR、RPAの技術を複合した「AI―OCR+RPAソリューション事業」を開始した。

■19年9月期大幅増収増益予想

 19年9月期の連結業績予想は、売上高が18年9月期比13.6%増の234億26百万円、営業利益が35.5%増の7億71百万円、経常利益が36.9%増の7億66百万円、純利益が35.9%増の4億56百万円としている。顧客基盤拡大や価格上昇などの効果で大幅増収増益予想である。

 第1四半期は売上高が56億12百万円、営業利益が71百万円、経常利益が59百万円、純利益が31百万円だった。通期予想に対する利益進捗率が低水準だが、通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は第1四半期業績を嫌気して急落し、安値を更新して2月19日の962円まで下押したが、IPO時の18年10月高値1970円から半値水準でほぼ底値圏だろう。目先的な売り一巡して反発を期待したい。2月26日の終値は1000円、今期予想連結PERは約12倍、時価総額は約55億円である。

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