【株式市場】東アジアの経済発展への期待も出て日経平均は一時129円高まで上げ反発
- 2019/2/27 15:57
- 今日のマーケット
◆日経平均は2万1556円51銭(107円12銭高)、TOPIXは1620.42ポイント(3.22ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億3574万株
2月27日(水)後場の東京株式市場は、昼休みの時間帯にトランプ大統領が「北朝鮮、非核化すればベトナムのような繁栄可能」とツイッターに投稿したと伝わり、東アジアの経済発展への期待から、日経平均は前引けの水準(103円83銭高の2万1553円22銭)を上回って始まった。川崎近海汽船<9179>(東1)は一気に前日比プラス圏に急浮上。日経平均は14時30分過ぎに前場の高値を上回り129円42銭高(2万1578円81銭)まで上げた。大引けも107円高となり前日比で反発した。東証2部指数、日経JASDAQ平均も反発し、マザーズ指数は8日続伸。
後場は、三菱重工業<7011>(東1)が業績見通しの増額修正を材料に意外と軽快とされて一段ジリ高。サンコーテクノ<3435>(東2)は第3四半期の2ケタ増益や航空会社向けのアルコール検知器が材料視されて一段ジリ高。オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は「テロメライシン」との併用で「12人中8人でがんが消え」などとの新聞報道への注目が再燃とされて急反発。ラクオリア創薬<4579>(JQG)は今期黒字化の見込めるバイオベンチャーである点やチャート妙味からの出遅れが言われて再び急伸。
27日、新規上場となった東海ソフト<4430>(東2、名2)は買い気配で始まり、後場、12時56分に公開価格1500円を91%上回る2872円で初値が付き、その後2969円まで上げて終値は2469円となった。
東証1部の出来高概算は12億3574万株(前引けは5億654万株)、売買代金は2兆3924億円(同9368億円)。1部上場2129銘柄のうち、値上がり銘柄数は1153(同1111)銘柄、値下がり銘柄数は893(同901)銘柄。
また、東証33業種別指数は21業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、医薬品、建設、不動産、その他製品、小売り、海運、その他金融、石油・石炭、などとなった。(HC)