巴工業の第1四半期は海外の遠心分離機の売上が好調で増収大幅増益

■進捗率から見ると通期の利益面での上方修正も期待できる

 1日引け後に発表された巴工業<6309>(東1)の第1四半期決算は、増収大幅増益となった。

 増収大幅増益となった要因は、海外の遠心分離機が好調で、機械製造販売事業の業績が大幅増収増益となり、黒字転換となったことによる。

 その結果、19年10月期第1四半期連結業績は、売上高101億60百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益5億87百万円(同57.4%増)、経常利益5億94百万円(同58.7%増)、純利益3億90百万円(同54.6%増)となった。

 事業別の業績は、機械製造販売事業は、売上高21億28百万円(同33.4%増)、セグメント利益1億64百万円(前年同期△94百万円)となった。

 化学製品販売事業は、売上高80億31百万円(同1.4%増)、セグメント利益4億22百万円(同9.6%減)と電子材料分野や化成品分野および香港拠点の減収等により減益となった。

 進捗率を見ると、売上高22.9%(前期22.5%)、営業利益25.5%(同15.7%)、経常利益25.8%(同16.0%)、純利益26.0%(同16.7%)となっていることから利益面での上方修正も期待できる。

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