DNAチップ研究所が急伸、「新出生前診断」緩和報道が注目されたとの見方

株式市場 銘柄

■ただ、緩和には反対意見もあるとされストップ高の後は売買交錯

DNAチップ研究所<2397>(東2)は3月4日、朝方にストップ高の1039円(150円高、17%高)まで急伸し、10時を過ぎても16%高の1035円(146円高)前後で推移している。「出生前診断」について、日本産科婦人科学会が「施設増加へ条件緩和」(日本経済新聞3月3日付朝刊)と伝えられたことなどを受け、連想買いが集まったとみられている。

 報道によると、「新出生前診断」は胎児のDNAを調べるという。「日本産科婦人科学会は2日の理事会で、胎児にダウン症などがあるかを調べる「新出生前診断」について、研修を受けた産科医がいれば検査を実施できる案を了承した。6月にも正式決定する。検査施設の条件が緩和され、小規模な開業医でも可能になる」(同)。ただ、「緩和には反対意見もあり、臨床遺伝の専門医が集まる日本人類遺伝学会は反発。患者団体の日本ダウン症協会も妊婦が相談できる環境の整備を求める声明を出した」(同)と伝えられた。(HC)

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