シップヘルスケアホールディングスは高値に接近、19年3月期営業微減益予想だが20年3月期収益拡大期待
- 2019/3/6 07:23
- 株式投資ニュース
シップヘルスケアホールディングス<3360>(東1)は、トータルパックプロデュース事業、メディカルサプライ事業、ライフケア事業、調剤薬局事業を展開している。19年3月期は営業微減益予想だが、20年3月期の収益拡大を期待したい。株価は18年11月高値に接近している。上値を試す展開を期待したい。
■医療機器・設備や診察材料の販売、老人ホーム、調剤薬局などを展開
医療機器・設備の販売・リース・工事などのトータルパックプロデュース事業、診察材料・医療機器の販売・物品管理などのメディカルサプライ事業、老人ホーム運営などのライフケア事業、および調剤薬局事業を展開している。
■19年3月期営業微減益予想だが20年3月期の収益拡大期待
19年3月期連結業績予想は売上高が18年3月期比3.4%増の4400億円、営業利益が4.2%減の175億円、経常利益が6.0%減の178億円、純利益が1.4%増の105億円としている。
第3四半期累計は、売上高が前年同期比5.3%増の3171億09百万円、営業利益が9.2%減の104億96百万円、経常利益が8.6%減の109億91百万円、純利益が5.7%減の66億07百万円だった。メディカルサプライ事業はSPD施設運営効率化で15.2%増益、ライフケア事業は入居率積み上げで87.6%増益だったが、トータルパックプロデュース事業が一部メーカー系が低調に推移して27.8%減益、調剤薬局事業が調剤報酬改定影響で26.9%減益だった。
第3四半期累計の進捗率は売上高72.1%、営業利益60.0%である。19年3月期は営業微減益予想だが、20年3月期の収益拡大を期待したい。
■株価は高値に接近
株価は1月4日の直近安値3795円から切り返して戻り高値圏だ。3月4日には4400円まで上伸して18年11月高値4580円に接近している。上値を試す展開を期待したい。3月5日の終値は4350円、今期予想連結PERは約20倍、時価総額は約2211億円である。