【株式市場】夜のECB総裁会見を気にし手控えるが日経平均は一時7年ぶり高値に進む

株式市場

◆日経平均の終値は1万7887円21銭(166円78銭高)、TOPIXは1440.60ポイント(10.85ポイント高)、出来高概算(東証1部)は22億3888万株

チャート1 4日後場の東京株式市場は、前場の円安基調に一服感が出たほか、夜9時頃にはECB(欧州中央銀行)の金融政策に関するドラギ総裁の会見が予定されるため様子見気分があり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などがダレ模様。日経平均は朝方の一時192円12銭高(1万7912円59銭)から上げ一服のまま140円高(1万7800円)前後で一進一退となった。ただ、1万7900円台は2007年7月以来7年4カ月ぶりの高水準。トヨタ自動車<7203>(東1)ソニー<6758>(東1)などが後場一段強含んで上値を追い、タカラトミー<7867>(東1)は米投資ファンドTPGとの提携解消や自社株買いを好感して高値を更新し、アルプス電気<6770>(東1)フォスター電機<6794>(東1)なども高値を更新した。MCJ<6670>(東マ)は薄型テレビに接続するだけで「ウインドウズ8.1」などのパソコンになる手のひらサイズのパソコンを材料に連日ストップ高となり、アマガサ<3070>(JQS)は2日発表の第3四半期決算を好感してストップ高となった。

東証1部の出来高概算は22億3888万株(前引けは11億5304万株)、売買代金は2兆3985億円(同1兆1442億円)。1部上場1844銘柄のうち、値上がり銘柄数は1184(同1252)銘柄、値下がり銘柄数は541(同446)銘柄。

また、東証33業種別指数は27業種(同30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、パルプ・紙、空運、鉱業、保険、繊維製品、輸送用機器、化学、電気機器、などとなった。

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