アズビルは上値試す、19年3月期増収増益・増配予想

株式市場 銘柄

 アズビル<6845>(東1)は計測技術をベースに各種オートメーション事業を展開している。19年3月期増収増益・増配予想である。株価は順調に水準を切り上げて戻り高値圏だ。上値を試す展開を期待したい。

■計測技術をベースに各種オートメーション事業を展開

 計測技術をベースとして、建物設備関連のビルディングオートメーション(BA)事業、工場・プラント設備関連のアドバンスオートメーション(AA)事業、ガス・水道等ライフライン設備関連やライフサイエンス関連のライフオートメーション(LA)事業を展開している。

■19年3月期増収増益・増配予想

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比2.5%増の2670億円、営業利益が8.2%増の260億円、経常利益が9.0%増の265億円、純利益が3.4%増の185億円としている。配当予想は18年10月1日付株式2分割換算後で5円増配の年間46円としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比1.2%増の1853億59百万円、営業利益が10.4%増の152億60百万円、経常利益が10.8%増の160億23百万円、純利益が19.5%増の112億49百万円だった。BA事業が前期の大型案件の反動となったが、AA事業、LA事業が堅調に推移し、事業収益力強化施策の効果も寄与した。

 第3四半期累計の進捗率は売上高69.4%、営業利益58.7%と低水準の形だが、設備投資関連で第4四半期の構成比が高い特性があるためネガティブ要因とはならない。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は3月12日に2572円まで上伸した。順調に水準を切り上げて戻り高値圏だ。上値を試す展開を期待したい。3月18日の終値は2556円、今期予想連結PERは約20倍、時価総額は約3796億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る