八洲電機は調整一巡して出直り期待、19年3月期増収増益・増配予想

株式市場 銘柄

 八洲電機<3153>(東1)は日立系の電機技術商社である。19年3月期増収増益・増配予想である。株価は戻り一服の展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■日立系の電機技術商社

 日立系の電機技術商社で、プラント事業、産業・交通事業、電子デバイス・コンポーネント事業を展開している。

■19年3月期増収増益・増配予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比3.4%増の760億円、営業利益が12.4%増の22億50百万円、経常利益が10.5%増の24億円、純利益が7.9%増の17億円としている。配当予想は2円増配の年間20円(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比5.9%減収だが、営業利益が67.1%増益、経常利益が48.7%増益、純利益が67.4%増益だった。プラント事業が石油関連大型修繕工事などの反動で低調だったが、利益率改善などで産業・交通事業および電子デバイス・コンポーネント事業が大幅増益だった。

 第3四半期累計の進捗率は低水準の形だが、第4四半期偏重の収益特性のため、通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は800円台で戻り一服の展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。3月19日の終値は827円、今期予想連結PERは約11倍、時価総額は約180億円である。

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