【株式市場】日経平均は後場47円高まで上げ材料株物色も活発で全般反発

株式

◆日経平均は2万1608円92銭(42円07銭高)、TOPIXは1614.39ポイント(4.16ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億4516万株

チャート13

 3月20日(水)の東京株式市場は、NYダウの続落などを受け、前場は個別物色の様相が強く、日経平均は10時30分にかけて67円69銭安(2万1499円16銭)まで軟化する場面があった。ただ、トヨタ自動車<7203>(東1)が朝から堅調に推移するなどで、日経平均の前引けは16円78銭高(2万1583円64銭)と堅調転換した。

 後場は、住友金属鉱山<5713>(東1)などが取引開始後に一段と強含み、三菱製紙<3894>(東1)などはじり高傾向を継続。日経平均は18円75銭高で始まった後も小高く推移し、14時過ぎから一段強含んで47円32銭高(2万1614円17銭)まで上げた。大引けも堅調で前日比で反発した。東証2部指数、日経JASDAQ平均、マザーズ指数も高い。

クレスコ<4674>(東1)が大手証券による下期の収益拡大予想などの投資判断アップを受けて活況高となり、ラオックス<8202>(東2)は中国アリババ集団の旅行プラットフォームに日本初の免税品予約販売店を開設との発表を受けて後場急伸。CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)はグーグルのクラウドゲームに対応するミドルウェア提供が注目されて急伸。

 20日新規上場のギークス<7060>(東マ)は10時41分に公開価格1930円を50.3%上回る2900円で初値を付けた。後場13時過ぎに本日のストップ高の3400円まで上げ、そのまま高値引け。

 東証1部の出来高概算は11億4516万株(前引けは5億3455万株)、売買代金は2兆863億円(同9598)億円。1部上場2138銘柄のうち、値上がり銘柄数は1371(同1250)銘柄、値下がり銘柄数は676(同774)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは24業種)が値上がりし、パルプ・紙、金属製品、卸売り、非鉄金属、食料品、サービス、ガラス・土石、陸運、不動産、などが高い。(HC)

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