【株式市場】バイオ材料株等強く日経平均は配当落ち分をおおむね上回って推移

株式

◆日経平均は2万1297円73銭(130円66銭安)、TOPIXは1602.29ポイント(15.65ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億2491万株

チャート5

 3月27日(水)前場の東京株式市場は、受渡日ベースで4月新年度相場に入り、3月期末の配当落ち日(権利落ち日)。トヨタ自動車<7203>(東1)ソニー<6758>(東1)が予想配当を差し引いた妥当値よりは高く始まるなど、総じて堅調に始まり、日経平均も妥当値(前日比約170円安)より高い74円安で始まった。その後は120円安前後で一進一退を続け、一時185円87銭安(2万1242円52銭)まで下押す場面があったが、前引けは130円66銭安(2万1297円73銭)となった。東証2部指数、日経JASDAQ平均も安いが、マザーズ指数は小高い。

図書印刷<7913>(東1)が年初来の高値を更新し、小学校での英語必修化や2020年度からのIT教育化などによる印刷需要への期待が増幅。また、インテリジェント ウェイブ<4847>(東1)など、この日から東証1部に移籍した銘柄が高く、新薬承認などを発表したアンジェス<4563>(東マ)、セルフレジのアルファクス・フード・システム<3814>(JQG)も高い。

 東証1部の出来高概算は6億2491万株、売買代金は1兆820億円。1部上場2138銘柄のうち、値上がり銘柄数は581銘柄、値下がり銘柄数は1492銘柄。また、東証33業種別指数は3銘柄が値上がりし、サービス、医薬品、精密機器、が高い。(HC)

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