アイロムグループは「安全なゲノム編集技術」が注目されて大きく出直る

株式市場 銘柄

■従来の課題を克服する技術を開発し学会で発表

アイロムグループ<2372>(東1)は3月28日、買い気配のあと8%高の1599円(118円高)で始まり、出来高も増加している。27日付で、100%子会社IDファーマが「CRISPRCas9法」の課題を克服する安全なゲノム編集技術を開発し、日本再生医療学会総会で3月21日に発表したとのニュースリリースを出し、注目が集まっている。

 リリースによると、IDファーマが開発したゲノム編集技術は、同社の基盤技術であるセンダイウイルスベクターを用いた方法で、(1)過度な染色体切断を抑える、(2)遺伝子修復操作で使用したベクターを細胞内に残さない、という「ゲノムに優しい技術」だという。このところ注目される「遺伝子治療薬」の開発に関連して期待されている。(HC)

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