【新規上場(IPO)銘柄】GDHは25日にマザーズに上場、19年3月期営業益2.1倍へ

株式市場 IPO 鐘

gooddaysホールディングス<4437>(東マ)は、3月25日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社グループは、「暮らし×IT で実現する未来」をミッションとして、純粋持株会社である同社、グッドルーム株式会社、ハプティック株式会社、オープンソース株式会社の連結子会社3社の計4社で構成されている。同社グループは、「ITセグメント」と「暮らしTechセグメント」の2つの事業を展開している。

 「ITセグメント」は、オープンリソース株式会社が担い、システム開発等のITソリューション等の提供。当たり前を追求しすべてをつなぐことで新たな価値を提供。ITの力で「いらだち感の解放」と「わくわく感の実現」を目指している。

 「暮らしTech セグメント」は、ハプティック株式会社とグッドルーム株式会社が担い、不動産のリノベーション・入居者のための不動産仲介サイトの運営を通じた仲介等に係る事業を営んでいる。ハプティック (リノベーション)は、入居者の居心地を重視した空間作りと、時が経っても廃れないシンプルなデザインのリノベーション。デザインから施工まで一貫して行うワンストップ体制を実現している。グッドルーム (くらしメディア)は、一人でも多くの人にステキな部屋提案するメディアで、入居者の目線で本当に良い部屋を紹介し、丁寧な取材に基づいてありのままの情報を顧客へ提供している。

 足元の業績は、2019年3月期第3四半期業績実績が、 売上高36億0600万円、営業利益1億9600万円、経常利益1億9800万円、純利益1億9800万円に着地。ITセグメントにおいて、請負ビジネスでは、特定顧客より受注した「業務コアモデル」の開発を行い、進行基準分の売上を計上し、18年12月で開発を完了。また、流通・金融分野へのSEサービスビジネス及びサーバー機器等を販売する物販ビジネスにおいては、受注が順調に推移している。暮らしTechセグメントにおいては、空き家、空室に対応した賃貸住宅のリノベーションのニーズは高く、客付けサイトとしての「goodroom」を持つことで受注が順調に推移している。

 19年3月期業績予想は、売上高49億2900万円(前の期比28.9%増)、営業利益2億8800万円( 同2.1倍)、経常利益2億7800万円(同89.3%増)、純利益1億7800万円(同78.7%増)を見込む。上場で調達した資金は、人材の採用・教育やシステム開発に充てる計画で、当面は成長投資を優先し、年間配当予想は、無配を予定している。

 株価は、上場2日目の3月26日に公開価格2280円の2.28倍に相当する5200円で初値をつけ、同27日に5680円と買い進まれた後、28日安値4470円と下落している。ベースのITセグメントに成長性のある暮らしtechセグメント、将来的には両事業を融合したプラットフォーム事業で収益拡大を図ることから、高い成長が続く見通し。ただ、3月28日は新規上場が3銘柄、同29日は同2銘柄、4月前半まで新規上場が 相次ぐことから、目先の換金売りが続くことも想定される。売り一巡感からどのタイミングで切り返すか、じっくり見極めるところだろう。(株式評論家・信濃川)

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