ジェイテックは出直り期待、19年3月期大幅増益予想で20年3月期も収益拡大期待

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ジェイテック<2479>(JQ)は技術者派遣の「技術商社」を標榜し、技術職知財リース事業を展開している。19年3月期大幅増益予想である。20年3月期も収益拡大を期待したい。なお19年4月1日、一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)に加盟した。株価は徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。

■技術者派遣の「技術職知財リース事業」が主力

 製造業の開発・設計部門に技術者を派遣する「技術職知財リース事業」を主力としている。専門教育による知識を基盤として、新たな付加価値を顧客に提供する社員を「テクノロジスト」と呼称し、一般的なエンジニアと区別している。そして「技術商社」を標榜し、テクノロジストが保有する知恵を提供(リース)することで、顧客とともに新たな価値を創造する「技術職知財リース事業」としている。18年4月1日時点のテクノロジスト数は428名である。

 機械設計開発、電気・電子設計開発、ソフトウェア開発、建築設計の4分野を柱として、LIXIL、本田技術研究所、デンソーテクノ、ヤマハ発動機、三菱日立パワーシステムズ、パナソニックホームアプライアンス、富士通テンなど、幅広い業種の優良企業との取引がある。特定の業界・企業への依存度を低くして、業種別・顧客別売上構成比のバランスを維持していることも特徴だ。

 18年3月期の業種別売上構成比は、自動車関連21%、産業用機器関連17%、精密機器関連3%、情報通信機器関連3%、電子・電気機器関連8%、半導体・集積回路関連3%、情報処理関連12%、建築関連24%などとなっている。また顧客上位10社の占める割合は約49%である。

 18年3月には、インターネットを通じて派遣社員の勤怠状況を管理するクラウドサービス「staff-one」の販売を開始した。また18年10月には、多言語対応注文支援システム「グルくる」が経済産業省のIT導入補助金の対象サービスに認定された。

 なお19年4月、連結子会社のジェイテックアドバンストテクノロジ(JAT)とジェイテックアーキテクト(JAC)を合併(存続会社JAT)した。また一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)に加盟した。

■19年3月期大幅増益予想、20年3月期も収益拡大期待

 19年3月期の連結業績予想(1月28日に売上高を下方、利益を上方修正)は、売上高が18年3月期比4.1%増の31億79百万円、営業利益が2.5倍の1億91百万円、経常利益が2.5倍の1億90百万円、純利益が3.5倍の1億19百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間1円(期末一括)で、予想配当性向は7.2%となる。

 計画どおりのテクノロジスト確保が難しく、人材不足で受注案件に対応できないため売上高が期初計画を下回るが、テクノロジストの高付加価値業務への配属、稼働率および平均契約単価の高水準維持、全社を挙げた業務効率化の効果などで大幅増益予想としている。

 なお第3四半期累計は、売上高が前年同期比3.0%増の23億61百万円、営業利益が3.4倍の1億74百万円、経常利益が3.5倍の1億74百万円、純利益が2.6倍の1億18百万円だった。技術職知財リース事業は3.0%増収、一般派遣およびエンジニア派遣事業は2.9%増収だった。技術職知財リース事業では自動運転関連やIoT関連の制御系ソフトウェア開発の需要が増加している。

 中期経営計画では目標値に、21年3月期売上高35億74百万円、営業利益1億15百万円、経常利益1億14百万円、純利益87百万円を掲げている。そして各利益目標値は19年3月期に前倒し達成の見込みとなった。人材確保が課題だが、20年3月期も収益拡大を期待したい。

■株価は出直り期待

 株価は戻り高値圏から反落したが、一方で徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。4月1日の終値は288円、前期推定連結PER(会社予想連結EPS13円92銭で算出)は約21倍、前期推定配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は約0.3%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS97円20銭で算出)は約3.0倍、時価総額は約25億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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