ブティックスは戻り歩調、19年3月期大幅増収増益予想で20年3月期も収益拡大期待
- 2019/4/4 06:59
- 株式投資ニュース
ブティックス<9272>(東マ)は介護業界に特化したマッチング事業を展開している。19年3月期大幅増収増益予想である。20年3月期も収益拡大を期待したい。株価は下値を切り上げて戻り歩調だ。出直りを期待したい。
■介護業界に特化したマッチング事業を展開
18年4月東証マザーズに新規上場した。介護業界(介護用品・介護事業者)を対象とした商談型展示会「CareTEX」開催、M&A仲介サービス、商談WEBマッチングサイト「CareTEXクラウド」運営のBtoB事業を主力として、介護用品をeコマースで販売するBtoC事業も展開している。
18年11月には中国に合弁会社(持分法適用関連会社)を設立した。中国で介護関連商材の販売を展開する。19年1月には新規事業として介護事業者向け配食・介護食マッチング・サービス「CareTEX」を開始した。
■19年3月期大幅増収増益予想で20年3月期も収益拡大期待
19年3月期の非連結業績予想は、売上高が18年3月期比20.4%増の16億04百万円、営業利益が70.0%増の2億07百万円、経常利益が97.5%増の2億07百万円、純利益が82.8%増の1億34百万円としている。
第3四半期累計は売上高が前年同期比25.0%増の8億95百万円、営業利益が71百万円の赤字(前年同期は1億円の赤字)、経常利益が74百万円の赤字(同1億円の赤字)、純利益が48百万円の赤字(同65百万円の赤字)だった。商談型展示会の開催やM&A仲介などで大幅増収となり、赤字が縮小した。
商談型展示会の売上が第4四半期に偏重する見込みであり、第3四半期累計はコストが先行して赤字だったが、通期ベースではM&A仲介サービス成約件数の増加も寄与して大幅増収増益予想である。好業績を期待したい。そして20年3月期も収益拡大を期待したい。
■株価は戻り歩調
株価は12月安値2689円から下値を切り上げて戻り歩調だ。出直りを期待したい。4月3日の終値は3650円、前期推定PERは約65倍、時価総額は約88億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)