リオンは戻り歩調、19年3月期増収増益・増配予想で20年3月期も収益拡大期待

株式市場 銘柄

 リオン<6823>(東1)は医療機器事業および環境機器事業を展開している。19年3月期増収増益・増配予想である。20年3月期も収益拡大を期待したい。株価は12月安値から順調に水準を切り上げて戻り歩調だ。出直りを期待したい。

■医療機器事業と環境機器事業を展開

 補聴器や医用検査機器などの医療機器事業、および音響・振動計測器や微粒子計測器などの環境機器事業を展開している。

■19年3月期増収増益・増配予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.2%増の206億円、営業利益が5.0%増の27億円、経常利益が5.6%増の28億円、そして純利益が5.9%増の20億円としている。配当予想は5円増配の年間40円(第2四半期末18年、期末22円)としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比4.6%増の153億60百万円、営業利益が2.0%増の18億35百万円、経常利益が1.6%増の19億06百万円、純利益が1.3%増の13億57百万円だった。医療機器事業は高価格帯補聴器「リオネットシリーズ」の好調で1.7%増収、環境機器事業は地震計の大口受注も寄与して8.7%増収だった。

 第3四半期累計の進捗率は売上高74.6%、営業利益68.0%である。通期ベースで好業績を期待したい。そして20年3月期も収益拡大を期待したい。

■株価は戻り歩調

 株価は12月安値1539円から順調に水準を切り上げて戻り歩調だ。出直りを期待したい。4月4日の終値は2058円、前期推定連結PERは約13倍、時価総額は約253億円である。

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