かんぽ生命保険は大株主の売却に応じる自社株買いなど好感され出直り強める

株式市場 銘柄

■発行株数の8.3%(5000万株)または総額1000億円を上限に実施

かんぽ生命保険<7181>(東1)は4月5日、一気に切り返し、2416円(17円安)で寄った後4%高の2522円(89円高)と出直りを強めている。4日の取引終了後、自己株式を除く発行済株式総数の8.3%(5000万株)または総額1000億円を上限とする自社株買い(自己株式の取得)を発表。大株主である日本郵政<6178>(東1)が保有株の一部を売り出すことに対応する「支配株主との重要な取引」に該当としたため、経営の自由度拡大に対する期待も加わったとの見方が出ている。

 取得期間は2019年4月8日(月)から19年4月12日(金)まで。東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)によって買い付けるとした。

 日本郵政は4日の取引終了後、かんぽ生命保険の株式売却を発表した。最大1億8500万株を売り出し、議決権割合は約89%から約65%になる見通し。(HC)

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