アスカネットが3日続伸、「触れないタッチパネル」に加え貸借停止措置も材料視

株式市場 銘柄

■貸株が3倍以上あり買い戻しの威力が売却の圧力を大きく上回る

アスカネット<2438>(東マ)は4月5日、3日続伸基調となり、10時を過ぎて5%高の1382円(71円高)まで上げて戻り高値に迫っている。日証金が5日売買分(約定分)から同社株の貸借取引に関する申し込み停止措置を発動。株式を借りて売り建てている向きの手じまいの買い戻しが増える可能性があり、株高要因との見方が出ている。

 この停止措置は、資金を借りて株式を買い建てている側にも等しく適用されるため、手じまいの売却も増える可能性がある。ただ、日証金ベースの貸株・融資の残高をみると、貸株37万1600株に対し融資は10万2100株(4月4日現在・速報)で、貸株が3倍以上の規模になっている。このため、買い戻しの威力が売却の圧力を大きく上回ることになる。

 また、アスカネットは、4月3日(水)~5日(金)、東京ビッグサイト(西ホール)で開催される「コンテンツ東京2019」の「先端デジタルテクノロジー展」にバージョンアップした樹脂製「ASKA3Dプレート」による空中結像を展示中。センサーと組み合わせることにより、「触れないタッチパネル」として様々な用途に活用できる技術を公開する、としている。(HC)

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