【株式市場】米朝貿易合意への期待が強まり日経平均は一時114円高まで上げ材料株も高い

株式

◆日経平均は2万1669円78銭(164円47銭高)、TOPIXは1618.70ポイント(7.01ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億1495万株

チャート13

 4月5日(金)前場の東京株式市場は、機関投資家から新年度の運用の自由度を広げるための資金捻出売りがみられるとされた一方、米朝貿易協議を巡り、トランプ米大統領が4週間以内に合意を発表する可能性を示したとの報道などが好感され、海運株が高いほか、日本製鉄<5401>(東1)は小安く始まった後一気に切り返すなど、全体に強い展開となった。日経平均は18円高で始まり、ほどなく114円23銭高(2万1839円18銭)まで上げた。その後は一進一退を続け、前引けは69円42銭高(2万1794円37銭)。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

レノバ<9519>(東1)が通期業績見通しの増額など好感されて一時ストップ高となり、クリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)は今期の業績拡大見通しなどが注目されて活況高。アドテック プラズマ テクノロジー<6668>(東2)は2月中間期の業績への期待が再燃とされて出直り拡大。フェニックスバイオ<6190>(東マ)は特許取得が連日好感され2日連続ストップ高。平山HD<7781>(JQS)は働き方改革や海外人材受け入れ拡大が追い風とされて戻り高値に進んだ。

 東証1部の出来高概算は5億4895万株、売買代金は9115億円。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は1212銘柄、値下がり銘柄数は809銘柄となった。(HC)

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