シンバイオ製薬は「空白の治療領域」を埋める新薬開発が期待され出直り強める

株式市場 銘柄

■「DLBCL」を対象とした第3相臨床試験における症例登録を完了と今朝発表

シンバイオ製薬<4582>(JQG)は4月8日、取引開始後に197円(10円高)となり、出直りを強めている。取引開始前の朝8時30分、抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」の再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫「DLBCL」を対象とした第3相臨床試験における症例登録を完了と発表。注目されている。

 発表によると、「DLBCL」は悪性リンパ腫の中でも最も患者数が多い病型で、特に再発・難治性DLBCLは、対象となる患者に高齢者が多いにもかかわらず、未だ従来の多剤併用療法以外の選択肢がない「空白の治療領域」だという。

 本適応症の追加については、医療現場の切実なニーズがあり、患者団体からも厚生労働省に対して BR 療法を早急に使えるようにして欲しいという強い要望書が出されていた。2020年上半期に承認申請を行うことを目指しているとした。(HC)

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