【株式市場】日経平均は93円高を上値にダレ模様となるが新規上場銘柄は買い気配

株式

◆日経平均は2万1789円34銭(18円16銭安)、TOPIXは1620.25ポイント(5.50ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億4067万株

チャート6

 4月8日(月)前場の東京株式市場は、米S&P500株価指数の7日続伸などが好感され、日経平均は93円05銭高(2万1900円55銭)で始まった。NY原油高を受け出光興産<5019>(東1)などの石油株、資源株も高い。ただ、ここ5日続伸だった東京エレクトロン<8035>(東1)が朝方を除いて軟調など、半導体関連株や電機・精密機、機械株は反落模様。日経平均も始値を高値にダレ模様となり、10時前には32円95銭安(2万1774円55銭)まで軟化した。前引けも18円16銭安となり軟調小動き。一方、東証2部指数、日経JASDAQ平均も高い。一方、マザーズ指数は高い。

 今期の2ケタ増益見通しと自社株買いを前週末に発表したオンワードHD<8016>(東1)が活況高となり、シリコンスタジオ<3907>(東マ)は第1四半期決算が好感されてストップ高。メディアリンクス<6659>(JQS)はケーブルテレビ業界の4K化を推進している日本デジタル配信への映像伝送システム納入が注目されて活況高。

4月8日新規上場となったヴィッツ<4440>(東マ)は買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格2650円を71%上回る4535円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は5億4067万株、売買代金は9041億円。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は702銘柄、値下がり銘柄数は1331銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、石油・石炭、不動産、電力・ガス、食料品、金属製品、などだった。(HC)

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