ブロードバンドセキュリティは底固め完了、19年6月期営業増益予想
- 2019/4/9 04:49
- 株式投資ニュース
ブロードバンドセキュリティ<4398>(JQ)は、企業向けセキュリティサービスを展開している。19年6月期営業増益予想である。株価は反発力の鈍い展開だが、底固め完了感を強めている。出直りを期待したい。
■企業向けセキュリティサービスを展開
18年9月JASDAQに新規上場した。企業向けにセキュリティ監査・コンサルティングサービス、脆弱性診断サービス、情報漏えいIT対策サービスを展開している。
4月3日には、ベトナムおよびカンボジアの企業から、クレジットカードセキュリティの監査・コンサルティングサービスを受注したと発表している。
■19年6月期営業増益予想
19年6月期の非連結業績予想は、売上高が18年6月期比10.6%増の37億円、営業利益が2.1%増の1億85百万円、経常利益が0.4%増の1億55百万円、純利益が22.1%減の1億34百万円としている。
売上高の計画は、セキュリティ監査・コンサルティングサービスが9.7%増の8億38百万円、脆弱性診断サービスが8.5%増の9億76百万円、情報漏えいIT対策サービスが12.0%増の18億84百万円としている。増収効果で人件費の増加を吸収して営業増益予想である。
第2四半期累計は売上高が17億07百万円、営業利益が46百万円の赤字、経常利益が82百万円の赤字、純利益が62百万円の赤字だった。採用強化に伴う人件費の大幅増加で営業赤字だった。期初時点で下期偏重の計画であり、第3四半期以降の収益拡大に期待したい。
■株価は底固め完了
株価は反発力の鈍い展開だが、底固め完了感を強めている。出直りを期待したい。4月8日の終値は1939円、今期予想PERは約55倍、時価総額は約77億円である。