アズームは底値圏、19年9月期大幅増収増益予想
- 2019/4/10 08:16
- 株式投資ニュース
アズーム<3496>(東マ)は月極駐車場関連を中心に遊休不動産活用事業を展開している。19年9月期大幅増収増益予想である。株価は上場来安値を更新する展開だが、IPO時の18年10月高値から半値割れ水準で底値圏だろう。反発を期待したい。
■月極駐車場関連の遊休不動産活用事業を展開
18年9月東証マザーズに新規上場した。駐車場情報検索ポータルサイト「カーパーキング」運営の月極駐車場紹介サービス、月極駐車場サブリースサービス(駐車場一括借り上げによる賃料保証サービス)などの遊休不動産活用事業を展開している。
月極駐車場掲載件数は日本最大級である。収益柱の月極駐車場サブリースサービスは関東圏において1000物件以上の駐車場を確保している。また18年12月1日時点で、分譲マンションにおける駐車場受託物件数が200棟を突破、全社サブリース受託台数も8000台を突破した。
■19年9月期大幅増収増益予想
19年9月期の非連結業績予想は、売上高が18年9月期比55.2%増の28億63百万円、営業利益が57.7%増の2億60百万円、経常利益が73.3%増の2億60百万円、純利益が66.3%増の1億82百万円としている。
第1四半期は売上高が5億74百万円、営業利益が16百万円、経常利益が16百万円、純利益が10百万円だった。営業人員の採用強化などで利益進捗率は低水準の形だが、売上高は第1四半期として過去最高だった。
通期は月極駐車場紹介サービスの全国対応・認知度向上推進、月極駐車場サブリースサービスの首都圏深掘りや地方への積極展開、新規サービス開始などで取引件数の増加を推進し、大幅増収増益予想である。好業績を期待したい。
■株価は底値圏
株価は上場来安値を更新する展開で4月9日には4885円まで下押したが、IPO時の18年10月高値1万1000円から半値割れ水準で底値圏だろう。反発を期待したい。4月9日の終値は4910円、今期予想PERは約39倍、時価総額は約72億円である。