ジェイテックコーポレーションは戻り歩調、19年6月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 ジェイテックコーポレーション<3446>(東マ)は、オプティカル事業とライフサイエンス・機器開発事業を展開する研究開発型企業である。19年6月期大幅増収増益予想である。株価は底打ちして戻り歩調だ。出直りを期待したい。

■オプティカル事業とライフサイエンス・機器開発事業の研究開発型企業

 18年2月東証マザーズに新規上場した。放射光施設向けX線ナノ集光ミラーなどのオプティカル事業(放射光用超高精度形状ミラーの設計・製造・販売)と、自動細胞培養装置などのライフサイエンス・機器開発事業(医療・バイオ向け各種自動化システムの開発設計・製作・販売)を展開している。

 公的研究機関・大学との産学連携医でニッチトップ製品の量産化・事業化を図る研究開発型企業である。現在の収益柱はオプティカル事業で、ライフサイエンス・機器開発事業を将来の成長ドライバーとして育成している。

■19年6月期大幅増収増益予想

 19年6月期の非連結業績予想は、売上高が18年6月期比39.5%増の14億08百万円、営業利益が65.9%増の4億04百万円、経常利益が58.0%増の4億41百万円、純利益が68.5%増の2億94百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比30.4%減の2億99百万円で、各利益とも赤字だったが、通期ベースではオプティカル事業における米国向け、中国向けの売上が牽引する。なお売上時期は第4四半期に偏重する見込みだ。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は戻り歩調

 株価は18年12月の上場来安値2900円で底打ちして戻り歩調だ。出直りを期待したい。4月15日の終値は4760円、今期予想PERは約93倍、時価総額は約278億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る