SIGは下値切り上げ、19年3月期増収増益予想で20年3月期も収益拡大期待

株式市場 銘柄

 SIG<4386>(JQ)は独立系SIで、システム開発事業とインフラ・セキュリティサービス事業を展開している。19年3月期増収増益予想である。20年3月期も収益拡大を期待したい。株価は戻り一服だが下値を切り上げている。出直りを期待したい。

■独立系SI

 18年6月東証JASDAQに新規上場した。独立系SI(システムインテグレータ)で、システム開発事業とインフラ・セキュリティサービス事業を展開している。18年3月期売上構成比はシステム開発事業80%、インフラ・セキュリティサービス事業20%だった。システム開発事業は公共系分野、製造系分野、エネルギー系分野、サービス系分野を主要な事業領域としている。

■19年3月期増収増益予想で20年3月期も収益拡大期待

 19年3月期の非連結業績予想(2月12日に上方修正)は、売上高が18年3月期比9.7%増の41億75百万円、営業利益が12.0%増の3億43百万円、経常利益が7.3%増の3億22百万円、純利益が29.6%増の2億32百万円とした。配当予想は年間17円(期末一括、普通配当12円+上場記念配当5円)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比10.3%増の29億67百万円、営業利益が37.0%増の2億27百万円、経常利益が28.5%増の2億27百万円、純利益が56.4%増の1億54百万円だった。システム開発事業が10.0%増収、インフラ・セキュリティサービス事業が11.4%増収といずれも好調に推移した。特にシステム開発事業における公共系分野の特需プロジェクト、インフラ・セキュリティサービス事業におけるクラウド運用・構築業務が好調だった。20年3月期も収益拡大を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価(19年1月1日付で株式3分割)は戻り一服だが下値を切り上げている。出直りを期待したい。4月16日の終値は754円、前期推定PERは約28倍、時価総額は約42億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る