オプティマスグループは下値切り上げ、19年3月期増益予想で20年3月期も収益拡大期待

株式市場 銘柄

 オプティマスグループ<9268>(東2)は、ニュージーランド向け中古自動車輸出を主力としている。19年3月期増益予想である。20年4月期も収益拡大を期待したい。株価は戻り一服だが下値を切り上げている。出直りを期待したい。

■ニュージーランド向け中古自動車輸出が主力

 中古自動車を日本から海外(ニュージーランド向け主力に30ヶ国以上)に輸出している。貿易、物流、ニュージーランドにおける輸入手続サービス、検査まで総合的に展開している。19年2月にはニュージーランドでレンタカー事業を展開しているUSAVE社の関連事業および資産を買収(19年4月予定)すると発表した。

■19年3月期大幅増益予想、20年3月期も収益拡大期待

 19年3月期連結業績予想(8月17日に純利益を増額修正、12月14日に売上高・各利益とも下方修正)は、売上高が18年3月期比1.7%増の265億69百万円、営業利益が23.4%増の14億93百万円、経常利益が17.1%増の15億58百万円、純利益が55.6%増の14億14百万円としている。カメムシ問題の特殊要因一巡も寄与して大幅増益予想である。純利益は本社ビル譲渡(19年3月29日引き渡し予定)に伴う特別利益計上も寄与する。

 なお第3四半期累計は売上高が前年同期比横ばいの197億29百万円、営業利益が15.9%減の10億03百万円、経常利益が12.9%減の11億46百万円、純利益が10.2%減の7億58百万円だった。通期予想に対する進捗率は売上高が74.3%、営業利益67.2%だが、通期ベースで好業績を期待したい。また20年3月期も収益拡大を期待したい。

 2月15日発表の自社株取得(上限10万株・1億84百万円、取得期間19年2月18日~19年4月26日)について、19年3月31日時点の累計取得株式総数は4万4600株となっている。

■株価は下値切り上げ

 株価は戻り一服だが下値を切り上げている。出直りを期待したい。4月16日の終値は1317円、前期推定連結PERは約5倍、時価総額は約70億円である。

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