マルマエの3月の受注残高は対前月比で半導体分野、FPD分野とも増加

■半導体分野ではメモリ向けの部品需要が高まる、FPD分野は第4四半期から受注回復

マルマエ<6264>(東1)は20日、3月の受注残高を発表した。

半導体分野は4億90百万円(対前月比7.0%増)、FPD分野は1億69百万円(同7.7%増)と増加したが、その他の分野03百万円(同16.2%減)となった。しかし、全体では6億63百万円(同7.0%増)と増加した。

今後の見通しについては、半導体分野では、ロジック向けの回復が続くなか、メモリ向けの部品需要が高まっており、全体的に回復傾向が出始める見通し。ただし、一部の 顧客については部品の在庫を多く抱えている模様であり、客先によってまだら模様の回復が予想される。

FPD分野では、中国での中小型有機EL製造装置の引き合いが出ており、当期第4四半期から受注が回復し始める見通し。

その他分野は、当社生産キャパの空きを活用し、太陽電池向けの量産品受注に向けた営業活動を行っており、当期第3四半期から受注が拡大する見通し。

3月29日に今期19年8月期通期業績予想の下方修正を発表している。

ちなみに、19年8月期通期業績予想は、売上高41億70百万円(前期比9.1%減)、営業利益5億30百万円(同57.1%減)、経常利益5億10百万円(同57.9%減)、純利益3億70百万円(同57.3%減)を見込む。

減収減益を見込むものの、米国でSOX(フィラデルフィア半導体株指数)が過去最高値に進むなどで半導体関連株への注目が再燃していることで、同社の株価は4月に入って上昇している。

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