生化学工業は業績予想の増額が注目され大きく出直る

株式市場 銘柄

■医薬品原体の増加や経費節減施策などが寄与

生化学工業<4548>(東1)は4月24日、大きく出直って始まり、取引開始後に8%高の1260円(96円高)と出直りを強めている。23日の取引終了後、2019年3月期の連結業績予想を全体に増額修正して発表し、注目が再燃した。決算発表は5月10日の予定。

 19年3月期は、国内医薬品が想定より減少する一方、円安にともなう為替のプラス効果や、LAL事業および医薬品原体の増加により、売上高が前回発表を上回る見込み。利益面では、研究開発費はやや想定を上回るものの、経費節減施策などにより販売費および一般管理費が減少することにより前回発表を上回る見込み。親会社株主にする純利益は従来予想を29.4%増額して22.0億円の見込みとした。増額後の予想1株利益は38円97銭とした。(HC)

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