医学生物学研究所がストップ高、営業利益4倍となり今期も倍増を見込む

株式市場 銘柄

■遺伝子検査試薬など寄与、今期は各利益とも最高を更新する予想

医学生物学研究所<4557>(JQS)は4月24日の前場、朝方から買い気配のままストップ高の2619円(500円高)に張りついて推移し、売買が成立しなかった。23日の取引終了後に2019年3月期の決算を発表し、連結営業利益が前期の4.1倍に急拡大した上、今期・20年3月期の見通しを2.1倍としたため注目が殺到した。

 主力の自己免疫疾患検査試薬が堅調に推移したことに加え、当期に発売した遺伝子検査試薬が大きく寄与。中国市場では、既存市場での拡販活動に加え、当期から中国子会社が現地メーカー向け診断薬原料の商業生産を開始したことから、企業向けマテリアルの販売が大幅に伸びた。今期の連結業績見通しは、売上高を86.0億円(前期比5.1%の増加)とし、営業利益は10.0億円(同2.1倍)、親会社に帰属する純利益は8.50億円(同2.7倍)、1株利益は164円38銭。営業利益、経常利益、純利益とも過去最高益となる見込みとした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る