ポエックは底打ち感、19年8月期大幅増益予想で2Q累計は計画超
- 2019/4/25 08:26
- 株式投資ニュース
ポエック<9264>(JQ)は水処理機器などを展開している。19年8月期大幅増益予想である。第2四半期累計は計画超の増収増益で着地した。通期も好業績を期待したい。株価は安値圏だが、17年12月の上場来安値を割り込まずに反発して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。
■水処理機器など展開
水処理機器卸販売、プレート&シェル熱交換器製造販売、船舶用エンジン関連機器受託製造、スプリンクラー消火設備用加圧送水装置製造販売などを展開している。
18年8月期売上構成比は、環境・エネルギー事業(ポンプ等の水処理機器、プレート&シェル熱交換器、景観配慮型防潮壁)が45%、動力・重機等事業(船舶用エンジン関連機器、プラント関連機器、その他動力関連部品)が35%、防災・安全事業(消火栓、スプリンクラー消火設備用加圧送水装置)が20%だった。
なお富山大学発ベンチャー企業のアムノスに出資している。アムノスは胎児由来のハイパードライ羊膜(HD羊膜)の事業化を目指している。
■19年8月期大幅増益予想で2Q累計は計画超
19年8月期の連結業績予想は、売上高が18年8月期比0.9%増の57億82百万円、営業利益が42.4%増の2億81百万円、経常利益が65.5%増の2億64百万円、純利益が32.1%増の1億70百万円としている。
第2四半期累計は売上高が前年同期比2.5%増の27億88百万円、営業利益が4.1%増の67百万円、経常利益が39.7%増の72百万円、純利益が9.8%増の48百万円だった。計画超の増収増益で着地した。船舶用エンジン関連機器受託製造における原価低減、営業外収益における香川県および高松市からの助成金などが寄与した。通期も好業績を期待したい。
■株価は底打ち
株価は安値圏だが、17年12月の上場来安値2020円を割り込まずに反発して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。4月24日の終値は2926円、今期予想連結PERは約32倍、時価総額は約58億円である。