スペースバリューホールディングスは底打ち感、19年3月期2桁増収増益予想で20年3月期も収益拡大期待
- 2019/4/26 09:00
- 株式投資ニュース
スペースバリューホールディングス<1448>(東1)は建築事業や立体駐車場事業などを展開している。19年3月期2桁増収増益予想である。20年3月期も収益拡大を期待したい。なお提出期限再延長していた19年3月期第3四半期報告書を4月15日に提出した。また不適切会計処理に対する具体的な再発防止策を4月26日に公表予定である。株価は3月安値から切り返して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。
■日成ビルド工業の持株会社で建築事業や立体駐車事業などを展開
日成ビルド工業の完全親会社(持株会社)として設立し、18年10月東証1部に上場した。システム建築事業、立体駐車場事業、総合建設事業、開発事業、ファシリティマネジメント事業を展開している。18年10月にはホテル開発・運営管理の子会社スペースバリューホテルディベロップメントを設立した。
■19年3月期2桁増収増益予想、20年3月期も収益拡大期待
19年3月期連結業績予想は売上高が850億円、営業利益が54億50百万円、経常利益が56億円、純利益が37億円としている。日成ビルド工業の18年3月期(連結)との比較で見ると11.0%増収、32.0%営業増益、27.4%経常増益、25.0%最終増益予想となる。
第3四半期累計は、売上高が554億48百万円、営業利益が20億65百万円、経常利益が20億10百万円、純利益が11億37百万円だった。日成ビルド工業の18年3月期第3四半期累計(連結)との比較で見ると5.2%増収、3.4%営業減益、0.5%経常増益、8.2%最終増益だった。総合建設事業が8.6%減収、開発事業が24.1%減収と低調だったが、システム建築事業が9.9%増収、立体駐車場事業が12.4%増収、ファシリティマネジメント事業が16.4%増収と牽引した。
通期ベースで好業績を期待したい。そして20年3月期も収益拡大を期待したい。
■株価は底打ち感
株価は19年3月期第3四半期報告書の提出期限再延長を嫌気した3月安値476円から切り返して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。4月25日の終値は616円、前期推定連結PERは約6倍、時価総額は約219億円である。