アズ企画設計は20年2月期減益予想だが底値圏
- 2019/4/26 08:58
- 株式投資ニュース
アズ企画設計<3490>(JQ)は、収益賃貸マンションやビジネスホテルなどを売買する不動産販売事業を主力としている。19年2月期は大幅減益だった。そして20年2月期も減益予想だが、株価のネガティブ反応は見られない。反発力の鈍い展開だが底値圏だろう。
■不動産販売事業を展開
18年3月JASDAQに新規上場した。首都圏1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)エリアを中心に、収益賃貸マンションやビジネスホテルなどを売買する不動産販売事業を主力として、不動産賃貸事業、不動産管理事業も展開している。収益面では下期偏重の特性がある。
■19年2月大幅減益、20年2月期も減益予想
19年2月期の業績(非連結)は、売上高が18年2月期比16.9%減の52億96百万円、営業利益が26.8%減の2億93百万円、経常利益が29.7%減の2億47百万円、純利益が27.5%減の1億98百万円だった。投資用不動産に対する金融機関の融資姿勢の厳格化などの影響で、主力の不動産販売事業が計画を大幅に下回ったため、大幅減益だった。
20年2月期業績(非連結)予想は、売上高が19年2月期比47.8%増の78億26百万円、営業利益が4.5%減の2億80百万円、経常利益が13.2%減の2億15百万円、純利益が26.9%減の1億45百万円としている。不動産販売事業で大幅増収を見込んでいるが、投資用不動産向け融資厳格化の影響、競争激化による利益率低下、消費増税の影響など不透明感が強いため減益予想としている。
■株価は底値圏
株価は4月12日に1548円まで上伸する場面があり、20年2月期減益予想に対するネガティブ反応は見られない。反発力の鈍い展開だが底値圏だろう。4月25日の終値は1271円、今期予想PERは約8倍、時価総額は約12億円である。