クロスフォーは底固め完了感、19年7月期大幅減益予想だが20年7月期収益改善期待
- 2019/5/3 06:00
- 株式投資ニュース
クロスフォー<7810>(JQ)は、独自技術Dancing Stoneを用いたジュエリー・アクセサリー製品を製造販売している。19年7月期は大幅減益予想だが、20年7月期の収益改善を期待したい。株価は安値圏だが底固め完了感を強めている。反発を期待したい。
■独自技術を用いたジュエリー・アクセサリー製品の製造販売
独自技術Dancing Stoneを用いたジュエリー・アクセサリー製品の製造販売、海外向けパーツの製造販売を展開している。Dancing Stoneは接する面が点になるため、常にゆれ続けるという技術である。
国内卸売・小売業者向けのOEMを主力として、自社ブランド製品の販売、海外向けのパーツ販売も展開している。
■19年7月期大幅減益予想だが20年7月期収益改善期待
19年7月期の連結業績予想(3月12日に下方修正)は、売上高が18年7月期比5.9%減の38億25百万円、営業利益が32.8%減の1億57百万円、経常利益が35.9%減の1億41百万円、純利益が78.6%減の25百万円としている。
第2四半期累計は売上高が前年同期比15.5%減の18億80百万円、営業利益が3.0倍の1億43百万円、経常利益が3.3倍の1億28百万円、そして純利益が68百万円(前年同期は5百万円)だった。売上高は国内消費マインド低下やテニスブレスレット市場投入遅れなどで計画を下回り、2桁減収だった。利益は製品ミックス改善や広告宣伝費抑制などで大幅増益だったが、計画を下回った。
下期も国内販売低下を見込み、19年7月期大幅減益予想である。20年7月期の収益改善を期待したい。
■株価は底固め完了感
株価は安値圏290円近辺でモミ合う形だが、底固め完了感を強めている。反発を期待したい。4月26日の終値は293円、今期予想連結PERは約195倍、時価総額は約51億円である。