ウエスコホールディングスは下値切り上げ、19年7月期は営業減益予想だが20年7月期の収益改善期待
- 2019/5/2 06:30
- 株式投資ニュース
ウエスコホールディングス<6091>(東2)は西日本地盤の総合建設コンサルタントである。19年7月期は営業減益予想だが、20年7月期の収益改善を期待したい。株価は徐々に下値を切り上げている。出直りを期待したい。
■総合建設コンサルタント
ウエスコ、西日本技術コンサルタントなどを傘下に置く西日本地盤の総合建設コンサルタントである。複写製本、スポーツ施設運営、水族館運営なども展開している。収益面の特性として、総合建設コンサルタント事業の売上高は第3四半期以降に集中する。
■19年7月期は営業減益予想だが20年7月期の収益改善期待
19年7月期連結業績予想は売上高が18年7月期比2.8%増の124億円、営業利益が5.8%減の6億50百万円、経常利益が10.0%減の7億20百万円、そして純利益が特別利益(和解金)を計上して19.0%増の8億36百万円としている。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比10.0%増の35億35百万円、営業利益が13百万円(前年同期は1億01百万円の赤字)、経常利益が42百万円(同53百万円の赤字)、純利益が4億円(同42百万円の赤字)だった。
通期は、総合建設コンサルタント事業における官公庁からの発注が堅調だが、人件費、外注費、減価償却費の増加などで営業減益予想としている。20年7月期の収益改善を期待したい。
■株価は下値切り上げ
株価は反発力の鈍い形だが徐々に下値を切り上げている。出直りを期待したい。4月26日の終値は345円、今期予想連結PERは約6倍、時価総額は約61億円である。