ウエスコホールディングスは下値切り上げ、19年7月期は営業減益予想だが20年7月期の収益改善期待

株式市場 銘柄

 ウエスコホールディングス<6091>(東2)は西日本地盤の総合建設コンサルタントである。19年7月期は営業減益予想だが、20年7月期の収益改善を期待したい。株価は徐々に下値を切り上げている。出直りを期待したい。

■総合建設コンサルタント

 ウエスコ、西日本技術コンサルタントなどを傘下に置く西日本地盤の総合建設コンサルタントである。複写製本、スポーツ施設運営、水族館運営なども展開している。収益面の特性として、総合建設コンサルタント事業の売上高は第3四半期以降に集中する。

■19年7月期は営業減益予想だが20年7月期の収益改善期待

 19年7月期連結業績予想は売上高が18年7月期比2.8%増の124億円、営業利益が5.8%減の6億50百万円、経常利益が10.0%減の7億20百万円、そして純利益が特別利益(和解金)を計上して19.0%増の8億36百万円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比10.0%増の35億35百万円、営業利益が13百万円(前年同期は1億01百万円の赤字)、経常利益が42百万円(同53百万円の赤字)、純利益が4億円(同42百万円の赤字)だった。

 通期は、総合建設コンサルタント事業における官公庁からの発注が堅調だが、人件費、外注費、減価償却費の増加などで営業減益予想としている。20年7月期の収益改善を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価は反発力の鈍い形だが徐々に下値を切り上げている。出直りを期待したい。4月26日の終値は345円、今期予想連結PERは約6倍、時価総額は約61億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る