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【新規上場(IPO)銘柄】エードットはブランディング事業を展開、事業領域の拡大で高い成長続く
- 2019/5/9 06:21
- 新規上場(IPO)銘柄
エードット<7063>(東マ)は、本年3月29日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、「夢を応援する社会をつくる」というミッションを掲げ、ブランディング事業を展開している。広告にとらわれないアクションで、事業、プロダクト、サービスを生み出している。特定のサービスを提供するのではなく、顧客ニーズにあわせて複数のサービスを組み合わせて複合的に提供している。
SPサービスでは、商品やサービスの売上拡大を目的とした一般消費者の認知度・購買意欲の向上等、顧客企業が抱える課題解決のための各種ソリューションを提供している。
PRサービスでは、顧客の商品・サービスがメディアに記事・ニュースとして取り上げられ消費者の注目を集める よう、商品やサービスのPR戦略の企画立案から携わり、メディアプロモート、PRイベントの実施・運営等を行っている。
クリエイティブサービスでは、顧客のブランドイメージや商品・サービスの強みをキャッチコピーやロゴ・マーク等に具現化することで、消費者に選ばれるブランドづくりを支援している。
今2019年6月期第2四半期業績実績は、売上高10億6500万円、営業利益1億4500万円、経常利益1億4500万円、純利益9200万円に着地。
今19年6月期業績予想は、売上高20億2700万円(前期比39.7%増)、営業利益1億8500万円(同49.2%増)、経常利益1億6300万円(同33.6%増)、純利益1億0200万 円(同17.2%増)を見込む。上場で調達した資金は、オフィス移転に伴う設備投資資金や採用活動費、借入金返済等に充当する計画で、年間配当は無配を予定している。
株価は、上場2日目の4月1日に公開価格1100円の2.2倍の2453円で初値をつけ、同2日に上場来高値3455円と上昇。4月15日に上場来安値2205円まで換金売りに押されたが、5月7日高値3345円と買い直されている。同社が、約6兆円規模の広告市場に軸足を置きながら、現在ではアジアを中心とした海外事業、人事コンサル、経営コンサル、スポーツサービスなど、事業も多岐に渡り展開し、売上高では年平均成長率70.5%、経常利益とでは年平均成長率108.0%と、高い成長を続 けていることを評価。成長戦略として掲げる、国内マーケットシェアの拡大や、クロスボーダー領域への事業領域の拡大、自社サービス開発/展開に対する期待感が高まっている。短期的には5日移動平均線を割り込まなければ、押し目買い優位に上値を伸ばすことが期待出来そうだ。(株式評論家・信濃川)