大盛工業は戻り歩調、19年9月期2桁増収増益予想
- 2019/5/10 06:48
- 株式投資ニュース
大盛工業<1844>(東2)は上・下水道工事が主力の建設会社である。19年7月期は大幅増収・営業増益予想である。株価は水準を切り上げて戻り歩調だ。上値を試す展開を期待したい。
■上・下水道工事が主力
上・下水道工事が主力の建設会社で、独自のOLY工法を強みとしている。また不動産事業等(不動産物件の売却・賃貸、OLY機材のリース販売)や、通信関連事業(NTT局内の通信回線保守・管理等)なども展開している。
■19年7月期大幅増収・営業増益予想
19年7月期連結業績予想は、売上高が18年7月期比29.8%増の53億74百万円、営業利益が23.9%増の3億86百万円、経常利益が11.4%増の3億42百万円、純利益が7.1%減の2億42百万円としている。
純利益は税効果一巡で減益予想だが、主力の建設事業において東京地区の上・下水道工事が好調に推移し、不動産事業等も寄与して大幅増収・営業増益予想である。
第2四半期累計は売上高が前年同期比71.2%増収、営業利益が19.8%増益だった。工事が順調に進捗して売上高、利益とも計画を上回った。通期ベースでも好業績を期待したい。
■株価は戻り歩調
株価は水準を切り上げて戻り歩調だ。上値を試す展開を期待したい。5月9日の終値は212円、今期予想連結PERは約13倍、時価総額は約31億円である。