科研製薬は8%高となり戻り高値に進む、自己株式の取得・消却など好感
- 2019/5/10 12:24
- 株式投資ニュース
■発行株数の5.2%に当る250万株を5月末に消却へ
科研製薬<4521>(東1)は5月10日の前場、8%高の5090円(385円高)まで上げ、ほぼ1ヵ月ぶりに5000円台へと復帰した。戻り高値に進んだ。9日、3月決算と自己株式の取得・消却を発表し、とりわけ、消却する株数が、消却前の発行済み株式総数の5.2%に相当する250万株に達することなどが注目されている。
消却予定日は2019年5月31日のため、投資家の間では、発表から実施までのスピード感も好感されているようだ。自己株式の取得(自社株買い)は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を行うために実施するもので、買付株式数の上限を80万株(発行済み株式総数の2.0%)、取得総額を45億円、取得期間は2019年5月10日~19年12月27日までとした。(HC)