フォーカスシステムズの19年3月期は好調に推移し、2ケタ増収大幅増益で最高益更新
- 2019/5/12 15:15
- 決算発表記事情報
■公共関連事業、民間関連事業、セキュリティ機器関連事業ともに増収増益
フォーカスシステムズ<4662>(東1)の19年3月期は好調に推移し、2ケタ増収大幅増益で最高益更新となった。好業績であったことから、配当は、4円増配の20円となった。
19年3月期も、持続的な発展と成長を目指し、企業力の向上に努め、人材確保・育成のため、営業強化、リーダー層の育成強化、プロジェクトマネジメントを徹底した。また、新製品・新サービス・新規事業領域の開拓に関しては、既存3事業の拡大はもとより、AIやVR、ドローン、RPA、三次電池等、将来を見据えた取組みを強化した。
その結果、19年3月期業績は、売上高214億53百万円(前年同期比11.0%増)、営業利益13億68百万円(同33.4%増)、経常利益13億75百万円(同34.9%増)、純利益8億74百万円(同21.6%増)と2ケタ増収となり、利益面に関しては16年3月期の最高益を更新した。
公共関連事業、民間関連事業、セキュリティ機器関連事業ともに増収増益となった。
今期20年3月期については、人材確保のための採用強化及び営業強化により、既存事業の拡大を図る。また、将来を見据えた教育(最先端技術の習得・構想力向上)及び業務効率化によって生まれた人的リソースの高付加価値業務へのシフトにより、新たなソリューション・事業の創造に向けた取組みを推進するとしている。
20年3月期業績予想は、売上高218億円(前期比1.6%増)、営業利益14億20百万円(同3.8%増)、経常利益14億20百万円(同3.2%増)、純利益9億30百万円(同6.4%増)と増収増益で最高益更新を見込む。
今期も好業績が予想されるものの、10日の株価は、年初来安値を更新したことから、株価の見直しが予想される。