はてなは上場来高値圏、19年7月期増収増益予想で上振れ期待
- 2019/5/13 06:29
- 株式投資ニュース
はてな<3930>(東マ)はUGCサービス事業を展開している。19年7月期増収増益予想である。第2四半期累計の進捗率が高水準であり、通期上振れ期待が高まる。株価は上場来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■UGCサービス事業を展開
UGC(User Generated Content)サービス事業として、広告収入の個人向けサービス「はてなブログ」や有料プラン「はてなブログPro」のコンテンツプラットフォームサービス、法人向け「はてなブログMedia」などのコンテンツマーケティングサービス、法人向け受託開発サービスやサーバー監視サービス「Mackerel」などのテクノロジーソリューションサービスを展開している。
■19年7月期増収増益予想で上振れ期待
19年7月期の非連結業績予想は、売上高が18年7月期比20.5%増の25億22百万円、営業利益が10.9%増の3億54百万円、経常利益が5.5%増の3億53百万円、純利益が3.9%増の2億43百万円としている。
第2四半期累計は売上高が前年同期比33.7%増収、2.3倍営業増益、2.1倍経常増益、2.1倍最終増益だった。コンテンツプラットフォームサービスにおけるユーザー数、コンテンツプラットフォームサービスにおける「はてなブログMedia」運用数、テクノロジーソリューションサービスにおける「Mackerel」顧客数、マンガビューワ「GigaViewer」搭載件数が順調に増加し、人件費などの増加を吸収した。
第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.8%、営業利益が73.7%、経常利益が73.4%、純利益が72.8%と高水準だった。通期上振れ期待が高まる。
■株価は上場来高値圏
株価は上場来高値圏だ。4月22日には5080円まで上伸した。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。5月10日の終値は4605円、今期予想PERは約54倍、時価総額は約133億円である。