クリーク・アンド・リバー社は高値に迫る、2期ぶり最高益などへの評価再燃

株式市場 銘柄

■東京エリアのグループ拠点の移転・集約など済み再飛躍の基盤が整う

クリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)は5月20日、大きく出直り、10時過ぎに8%高の1349円(98円高)まで上げて4月中旬につけた昨年来の高値1395円に迫ってきた。前週末の17日に3本のニュースリリースを発表し、これをキッカケにV字回復の業績動向を改めて見直す動きが再燃したとの見方が出ている。

 映像制作やゲーム・Web・広告・出版などの分野でエージェント(人材サービス)、プロデュース(受託開発)、ライツマネジメント(知財活用)などの事業を展開し、ゲーム開発では自社内にゲームクリエイターなど800名が在籍する開発スタジオを持つ。前期・2019年2月期は、東京エリアのグループ拠点の移転・集約や、人員増加にともなう退職給付引当金の計上方法の変更など、大きな一時費用があり、連結業績は各利益とも前期比で12%から13%のダウンとなったが、売上高は同11%増加して最高を更新した。

 今期の連結業績見通しは、再飛躍の基盤が整ったことなどにより、売上高は連続最高を更新する330億円(19年3月期比11.6%の増加)とし、営業利益は23.50億円(同48.8%の増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は14.50百万円(同49.5%の増加)、1株利益は68.04円を見込む。各利益とも2期ぶりに最高を更新することになる。(HC)

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