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【新規上場(IPO)銘柄】フロンティアインターは6月中旬に決算発表、待ち伏せ買い好機
- 2019/5/30 13:57
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フロンティアインターナショナル<7050>(東マ)は、本年2月28日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、幾多のプロモーション案件の実施により培った人の心を動かすノウハウを通じて、生活者に良質なブランド体験を届けることで、企業が抱えるマーケティングやセールスに関するあらゆる課題を解決する「Total Promotion Company」。単一セグメントのプロモーション事業では、イベントプロモーション、キャンペーンプロモーション、PR、スペースプロデュース、デジタルプロモーション、店頭販売支援を行っている。
例えば、「TOKYO GIRLS COLLECTION」では、2005年の立ち上がりから現在に至るまでの制作運営面をプロデュース。実行委員の外部プロデューサーとしてコンテンツの管理は元より予算管理まで行っている。2018 SPRING/SUMMER では、動員数延べ32,000人を記録した。東京マラソンEXPOでは、東京マラソンに先立ち、大会前の3日間、東京ビッグサイトで毎年開催している「東京マラソンEXPO」において、約10万人が来場する展示会の事務局を2012年から17年の6年間継続実施。100を超える出展社の管理を担当。約1年前から、本業務の企画、出展セールス、PR、会場計画、運営・警備計画などを、主催社や関係各所と調整・準備をしている。
前2019年4月期第3四半期業績実績は、売上高87億8100万円、営業利益8億円、経常利益7億7900万円、純利益5億4400万円に着地。
前19年4月期業績予想は、売上高130億7200万円(前期比7.2%増)、営業利益1億05900万円(同1.3 %増)、経常利益1億06500万円(同1.8%増)、純利益7億0100万円(同1.7%減)を見込む。前期に適用があった租税特別措置について適用の可否を慎重に判断しているため、純利益は小幅減益となる見通し。上場で調達した資金は、事業拡大に伴う採用などの人件費や、オフィス増床の費用に充てる計画。年間配当予想は、未定(同期末一括1300円)としている。なお、昨年12月27日付で普通株式1株につき200株の割合で株式分割を行っている。
株価は、3月4日につけた上場来高値4030円から公開価格の2410円を割り込み5月16日に上場来安値2000円まで調整を挟んで同28日高値2383円と買われた後、モミ合っている。2019年のラグビーワールド、2020年の東京オリンピック及び2025年の大阪万博等の国を挙げたイベントが続き収益機会が多く、今20年4月期2ケタ増益が観測されており、6月中旬に予定される4月期本決算の発表は注目される。公開価格を割り込んだ水準で、前期予想PER13倍台と割安感があり、ここから押す場面は、待ち伏せ買いを考えるところだろう。(株式評論家・信濃川)