リオンは戻り試す、20年3月期増収増益予想
- 2019/6/7 08:41
- 株式投資ニュース
リオン<6823>(東1)は医療機器事業および環境機器事業を展開している。19年3月期は環境機器事業が牽引して増収増益だった。20年3月期も増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は順調に水準を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。
■医療機器事業と環境機器事業を展開
補聴器や医用検査機器などの医療機器事業、および音響・振動計測器や微粒子計測器などの環境機器事業を展開している。
■20年3月期増収増益予想
19年3月期連結業績は、売上高が18年3月期比4.6%増の212億89百万円、営業利益が5.1%増の27億03百万円、経常利益が5.2%増の27億89百万円、純利益が6.1%増の20億02百万円だった。
医療機器事業は高価格帯補聴器の好調で0.9%増収だが、新製品開発費用の増加で11.4%減益だった。環境機器事業は地震計の大口受注や半導体関連の液中微粒子計の好調などで9.5%増収・14.2%増益だった。
20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比1.5%増の216億円、営業利益が3.6%増の28億円、経常利益が4.0%増の29億円、そして純利益が4.9%増の21億円としている。収益拡大を期待したい。
■株価は戻り試す
株価は18年12月安値1539円から反発し、その後は順調に水準を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。6月6日の終値は2108円、今期予想連結PERは約12倍、時価総額は約259億円である。