日本駐車場開発は上値試す、19年7月期2桁増益予想で3Q累計順調
- 2019/6/10 08:29
- 株式投資ニュース
日本駐車場開発<2353>(東1)は駐車場事業、スキー場事業、テーマパーク事業を主力としている。19年7月期2桁増益予想である。第3四半期累計は概ね順調だった。通期ベースでも好業績を期待したい。株価は水準を切り上げて年初来高値更新の展開だ。上値を試す展開を期待したい。
■駐車場事業、スキー場事業、テーマパーク事業が主力
国内外において駐車場を開発・運営する駐車場事業、子会社の日本スキー場開発<6040>が展開するスキー場事業、那須ハイランドパーク運営等のテーマパーク事業を主力としている。なおスキー場事業は収益がウインターシーズンに偏重し、さらに降雪量の影響を受ける特性がある。
■19年9月期2桁増益予想で3Q累計順調
19年7月期連結業績予想は、売上高が18年7月期比8.5%増の247億円、営業利益が18.9%増の42億円、経常利益が13.6%増の41億円、純利益が17.6%増の26億円としている。
第3四半期累計は売上高が前年同期比6.3%増の190億36百万円、営業利益が11.1%増の35億69百万円、経常利益が9.5%増の35億77百万円、純利益が10.3%増の22億81百万円だった。
スキー場事業(2.6%増収・1.6%減益)はウインターシーズン初期に小雪の影響を受けて伸び悩んだが、駐車場事業(4.6%増収・13.2%増益)が契約物件数の増加、テーマパーク事業(19.7%増収・12.5%増益)が入園者数の増加などで好調に推移した。全体として増収増益と概ね順調であり、通期ベースでも好業績を期待したい。
■株価は上値試す
株価は水準を切り上げて年初来高値更新の展開だ。上値を試す展開を期待したい。6月7日の終値は177円、今期予想連結PERは約23倍、時価総額は約617億円である。