ケイアイスター不動産が「買取宣言書」付き高品質住宅を開始、資産価値など重視

株式市場 銘柄

■空き家問題も意識し住宅価値を維持、用地やエリアなど吟味

 関東地区を中心に中京地区、九州北部でも戸建て住宅事業などを展開するケイアイスター不動産<3465>(東1)は6月10日夕方、資産価値の保全や将来の空き家問題に対応する「買取宣言書」付きの高品質住宅「KI・SE・KI(キセキ)の家」の販売開始と公式ホームページの開設を発表した。

■住まいやすさ、機能性、デザイン性を兼ね備え、購入時の将来的不安を取り除く

 「KI・SE・KI(キセキ)の家」は、同社独自の買取宣言書付き高品質住宅で、住まいやすさ、機能性、デザインを兼ね備え、さらに、人生様々なライフイベントがある中で、万が一に転勤、経済的理由などで購入した家を手放さなければならなくなった際に同社で買取する事を宣言した、購入者の資産を守る新築分譲住宅になる。

■資産としての住宅価値を維持し、安心して住める住宅の提供を目指す

 また、商品開発を進める上で、昨今の空き家問題に対し、「将来空き家にならない住宅」を目指し、用地仕入れの段階から将来において需要のあるエリアを吟味し、新たな取り組みとして買取宣言書付き高品質住宅を開発した。住宅購入時の将来的な支払い不安を取り除き、資産としての住宅価値を維持して、安心して住める住宅の提供を目指す。販売エリアは、埼玉県、群馬県、茨城県から開始し順次エリアを拡大する予定だ。

 「KI・SE・KI(キセキ)の家」のネーミングは、KEIAI/Stand by your Estate/KEIAI(KEIAIは、あなたのそばで資産を守ります)の頭文字を取り、購入者への想いを表現したという。同社の高級注文住宅ブランド「KEIAI CASA」から生まれた分譲ブランド「ケイアイカーザスタイル」の新商品で、建物契約時に買取宣言書を発行し、購入後の安心を提供する(買取条件を満たした物件が対象になる)。

■「豊かで楽しく快適な暮らしの創造」を経営理念に1都8県で多角展開

 ケイアイスター不動産は、不動産物件をVR(仮想現実)によって内覧できたり、物件に関する情報を多角的に検索できるネットワークシステム「KEIAI.NETシステム」を開発・運営し、グループに加盟する地域の不動産店などにも導入。これまで電話やFAX、メールなどで行っていた作業が不要になるなどで、利便性を大きく向上させて注目されている。

 「豊かで楽しく快適な暮らしの創造」を経営理念に、『高品質だけど低価格な住宅』の提供を行っています。デザイン性を重視し「ケイアイフィット」「カーザスタイル」「テラス」等、価格帯の異なる商品や地域特性を考慮し、お客様のニーズに対応している。地域密着型の総合不動産業として、関東を中心に1都8県(埼玉、群馬、栃木、茨城、千葉、神奈川、福岡、愛知)で多角的な事業を展開。新築戸建を中心として年間3000棟以上の販売。2019年3月期の売上高は1031億円。(HC)

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