ネオジャパンの第1四半期は、事業環境が良好なこともあり、2ケタの増収

■5月に名古屋営業所を開設し、6月に米国に子会社を設立予定

 ネオジャパン<3921>(東1)の第1四半期は、事業環境が良好なこともあり、2ケタの増収となった。

 クラウドサービスの売上高は、4億10百万円(前年同期比14.5%増)、プロダクトは3億36百万円(同29.7%増)と順調であった。技術開発については、ECサイト関連の継続案件等の受託開発を行ったことや過年度に受託したシステムの保守により、売上高は31百万円(同30.0%減)となった。

 その結果、20年1月期業績は、売上高7億78百万円(同17.4%増)、営業利益1億72百万円(同7.7%減)、経常利益1億75百万円(同8.1%減)、純利益1億18百万円(同10.1%減)と2ケタ増収ながら減益となった。

 第1四半期の取組としては、サイバーソリューションズと協業し、同社が提供する 「CYBERMAILΣ」を当社「desknet’s NEO」のユーザー向けに提供を開始した。また、製品・サービス面では、第1四半期において当社の主力製品のバージョンアップは実施していないが、第2四半期以降のバージョンアップに向けた取り組みを継続している。営業面では、東海4県 (愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)における販売パートナー、代理店向けの営業支援と拡販のための営業活動の拡大と効率化を図るため、2019年5月に名古屋営業所を開設した。

 第1四半期は以上のように順調に売り上げを伸ばしていることから、通期業績予想は当初予想通りとしている。

 ちなみに、20年1月期業績予想は、売上高29億39百万円(前期比10.4%増)、営業利益5億61百万円(同6.2%増)、経常利益5億76百万円(同5.2%増)、純利益4億円(同4.7%増)と今期も最高益更新を見込む。

 業績は好調なことから、配当は6円50銭と50銭の増配を見込む。

 なお、5月28日にはグローバルマーケティングとグローバルアライアンスを推進するために米国に子会社を設立することを発表している。子会社の商号は、DELCUI Inc.、6月中旬にカリフォルニア州に設立する。

 以上のように、国内では、営業エリアを拡大すると共に、海外では米国に子会社を設立し、世界進出を推進している。

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