【株式市場】円高を受けて個別物色となりTOPIXは安く日経平均は55円高を上値に一進一退

株式

◆日経平均は2万1223円36銭(19円08銭高)、TOPIXは1560.16ポイント(1.16ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億681万株

チャート6

 6月12日(水)前場の東京株式市場は、中国の中央銀行が人民元の一段安を容認する可能性を示唆したとされ、円相場に不透明感が出たようで、個別物色の色彩が強まった。日経平均は73円安で始まった後切り返したが、10時過ぎの55円42銭高(2万1259円70銭)を上値に一進一退。中で、プラスチックごみ代替需要の期待から日本製紙<3863>(東1)などが高い。日経平均の前引けは19円08銭高(2万1223円36銭)だった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均もしっかり。

 優先株の全額取得と消却を発表したシャープ<6753>(東1)は活況高。日東製網<3524>(東1)は4月決算とともに今期の2ケタ増収増益見通しを発表し活況高。マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)は6月決算の上振れ期待が再燃とされて再び急伸。カーメイト<7297>(JQS)は高齢者の運転に関する法的な動向や今期の収益V字回復見通しなどへの注目が再燃とされて一段高。

 東証1部の出来高概算は5億681万株、売買代金は9023億円。1部上場2141銘柄のうち、値上がり銘柄数は916銘柄、値下がり銘柄数は1118銘柄となった。(HC)

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