田中建設工業は調整一巡、20年3月期増収増益予想
- 2019/6/17 06:34
- 株式投資ニュース
田中建設工業<1450>(JQ)は建築構造物の解体工事専門業者である。再開発事業など需要が高水準に推移して20年3月期増収増益予想である。株価は上値の重い展開だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階とも言えるが、調整一巡して上値を試す展開を期待したい。
■建築構造物の解体工事専門業者
18年12月JASDAQに新規上場した。首都圏を中心とする建築構造物の解体工事専門業者である。付帯事業として土木工事、およびアスベスト除去工事・地盤改良工事・PCB機器解体撤去工事など環境保全工事も展開している。
■20年3月期増収増益予想
20年3月期の非連結業績予想は、売上高が19年3月期比12.3%増の70億円、営業利益が7.5%増の8億40百万円、経常利益が8.0%増の8億65百万円、純利益が5.4%増の5億55百万円としている。大型再開発事業やマンション建て替え案件など、需要が高水準に推移して増収増益予想である。好業績を期待したい。
■株価は調整一巡
株価は上値の重い展開だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階とも言えるが、調整一巡して上値を試す展開を期待したい。6月14日の終値は2562円、今期予想PERは約10倍、時価総額は約56億円である。