東亜ディーケーケーは下値固め完了、20年3月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 東亜ディーケーケー<6848>(東1)は環境・プロセス分析機器などの計測機器事業を主力としている。需要が堅調に推移して20年3月期増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は上値の重い展開だが、下値固めして出直りを期待したい。

■環境・プロセス分析機器などの計測機器事業が主力

 環境・プロセス分析機器、科学分析機器、産業用ガス検知警報器、電極・標準液、および保守・修理・部品など計測機器事業を主力としている。

■20年3月期増収増益予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.6%増の176億50百万円、営業利益が3.4%増の20億50百万円、経常利益が2.6%増の21億円、純利益が5.9%増の14億円としている。

 国内では環境省第5次水質総量規制時に販売した機器の更新需要に対応するとともに、設備投資活発化でプロセス機器の需要も好調に推移する見込みだ。海外では中国の環境水質分野における特需が収束したが、引き続き政府の水質改善強化方針に変化はなく、環境大気分野では19年7月開始の発生源VOC規制に伴う需要拡大も見込んでいる。収益拡大を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は上値が重く800円近辺でモミ合う展開だが、下値固めして出直りを期待したい。6月14日の終値は855円、今期予想連結PERは約12倍、時価総額は約170億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る