東亜ディーケーケーは下値固め完了、20年3月期増収増益予想
- 2019/6/17 06:24
- 株式投資ニュース
東亜ディーケーケー<6848>(東1)は環境・プロセス分析機器などの計測機器事業を主力としている。需要が堅調に推移して20年3月期増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は上値の重い展開だが、下値固めして出直りを期待したい。
■環境・プロセス分析機器などの計測機器事業が主力
環境・プロセス分析機器、科学分析機器、産業用ガス検知警報器、電極・標準液、および保守・修理・部品など計測機器事業を主力としている。
■20年3月期増収増益予想
20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.6%増の176億50百万円、営業利益が3.4%増の20億50百万円、経常利益が2.6%増の21億円、純利益が5.9%増の14億円としている。
国内では環境省第5次水質総量規制時に販売した機器の更新需要に対応するとともに、設備投資活発化でプロセス機器の需要も好調に推移する見込みだ。海外では中国の環境水質分野における特需が収束したが、引き続き政府の水質改善強化方針に変化はなく、環境大気分野では19年7月開始の発生源VOC規制に伴う需要拡大も見込んでいる。収益拡大を期待したい。
■株価は下値固め完了
株価は上値が重く800円近辺でモミ合う展開だが、下値固めして出直りを期待したい。6月14日の終値は855円、今期予想連結PERは約12倍、時価総額は約170億円である。