【株式市場】日経平均は小反発にとどまるが材料株や好業績株の値動きは強い

株式

◆日経平均は2万1285円99銭(27円35銭高)、TOPIXは1547.74ポイント(1.84ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく8億3001万株

チャート13

 6月24日(月)後場の東京株式市場は、引き続き個別物色の色彩が濃い印象で、モバイルセキュリティ用アプリなどを材料にこのところ値動きの強いワイヤレスゲート<9419>(東1)が一段ジリ高となり、ソニー<6758>(東1)は海外の投資会社による事業介入的な提案が思惑視されて高い。日経平均は2万1300円(42円高)をはさんで小動きを続け、大引も堅調で前週末比反発した。東証2部指数、マザーズ指数も高い。半面、日経JASDAQ平均は安い。

 後場は、都築電気<8157>(東2)がPER割安感に加えて「空飛ぶクルマ」などの材料が注目され直して一段ジリ高傾向となり、中央化学<7895>(JQS)は食品廃棄ロス関連株とされてセブン‐イレブン・ジャパンがおにぎりの包装をバイオマスプラスチック素材に切り替えると伝えられたことなどが材料視されストップ高。

 東証1部の出来高概算は少なく8億3001万株(前引けは4億1668万株)、売買代金は1兆4115億円(同7060億円)。1部上場2145銘柄のうち、値上がり銘柄数は1066(同1008)銘柄、値下がり銘柄数は966(同1034)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は20業種(同16業種)となり、値上がり率上位の業種は、繊維製品、石油・石炭、海運、ゴム製品、サービス、医薬品、鉄鋼、精密機器、などとなった。(HC)

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